草刈り作業について
多くの学校において、草刈りの仕事がない用務員は殆どいないでしょう。学校規模や立地にもよりますが、用務員の主たる仕事は、除草や樹木の選定であると言っても過言ではない位です。
そのため、採用面接での質問の中に、草刈り機(刈払機)の使用経験の有無を聞かれることが多いようです。
仮に、全く草刈り機を使用した経験がなくても、YouTubeなどで取り扱いの動画を見れば、それなりに使用方法は理解できます。
学校での草刈り作業
YouTubeの動画で、草刈り機の取り扱いはある程度理解できます。しかし、それだけで簡単に扱えるようになるか別なものであるのも確かで、経験を積むことが上達の近道です。
また、学校での草刈り作業では、草刈り後の綺麗さよりも、周囲に対する安全が一番大切です。
校内には子供が多数いるので、大人では考えられない突然の行動が多くあります。
その対策として、休み時間には作業をしないことが一番効果的です。
作業進行は遅くなりますが、そのように安全を重視する学校が殆どです。
基本的な知識の有無は事故を防げるので、未経験者はページ下記にある、草刈り機の取り扱い動画を出来るだけ視聴し、用務員の採用面接に臨むことをお勧めします。
草刈り機に関する資格
草刈り機の使用には、国家資格は必要ありません。誰でも取り扱いは可能です。
しかし、公共事業の受託業者は、払機取扱作業者の安全教育の終了者が作業を行うことが、受託要件になっています。
払機取扱作業者とは、作業者の振動障害を防止するための安全教育の終了者のことです。
国家資格ではありませんが、作業者の身を守るには必要なものでもあります。
尚、学校の用務員が作業を行うのは受託業務ではなく直営作業でなので、採用に関しては、刈払機取扱作業者の安全教育の終了の必要はありません。
ですが、この講習の意味は作業者の安全を守るものなので、採用までに時間と資金に余裕があるならば、個人で受講するのもよいでしょう。
参考
CECC建設不動産総合研修センター刈払機取扱作業従事者」安全衛生WEB講座