ガラスの交換作業について
破損したガラス交換も、用務員の仕事の一つです。しかし近年では、校舎に使われるガラスにも違いがあります。
大きく違うのは、古い校舎と新しい校舎の違いです。
順を追って説明します。
古い校舎でのガラス交換の仕事
古い校舎では、今も木枠窓のスリガラスや、通常のアルミサッシのガラスが使われています。そのような場合、用務員が破損したガラスの交換を行うことが殆どです。
通常、用務員室には、90cm×90cm位のガラスが常時ストックされています。
ガラスの破損が発生した際には、ストックされたガラスを必要なサイズに応じ、ガラス切りで切り出して破損箇所のガラスと交換します。
ガラスの交換については用務員の個々の技量にもよるため、出来ない場合には業者への修理を依頼します。
新しい校舎・改修された校舎での破損ガラスへの対応
近年の新築校舎や改修された校舎については、殆どがガラスに強化ガラスへ変更されています。しかし、強化ガラスについては切るような加工することは出来ません。
そのため、交換には割れたガラスと同サイズのガラスが必要になります。
しかし、強化ガラスは頻繁に割れない上、余分をストックするにもガラス自体が高価です。
サイズ別に予備ガラスをストックするにも予算が必要なので、近年では破損箇所のガラスの採寸から交換まで、業者へ修理を依頼するのが一般的になっています。
そのため、近年はガラスやサッシに関連する仕事も、徐々に用務員の仕事から外れつつあります。