用務員の職場には職歴無しの元ニート(中年ニートを含む)が嘱託職員として毎年一定数入ってきます。
離職率も低く、用務員の仕事を足掛かりにニートをやめる事例は最近は増えています。
そこで今回は、なぜ用務員になる事が、ニートから社会へ復帰し易い仕事なのか、考えて見たいと思います。
人と関わる時間が少ない
基本的に用務員の仕事はチームプレーではありません。そのため、仕事の指示があっても、それを四六時中監視されたりチェックされる事はありません。
例えば、花壇の手入れや清掃と言った指示は受けても、あとは自分なりに行う仕事です。
仕事と言っても、家で普段行う程度のクオリティーで十分なので、出来不出来と言うよりも、出来る範囲で良いのです。
ノルマがない
用務員の仕事にノルマはありません。何をいつ迄に行うような仕事がないからです。
「落ち葉が落ちてるので片付けてください」「窓が汚れてるので拭き掃除お願いします」
その日、その場で完結する仕事が用務員の仕事と言えます。
定時勤務
上記のような仕事ですから、残業も基本的に存在しません。今できる事、今日できる事が用務員の仕事の基本だからです。
そうした意味から、出来ない事は出来なくても許される特殊な仕事とも言えます。
最もゆるいなのに仕事場は沢山ある?
以上の事から、一般的な職業の中でも用務員の職場環境が恵まれている事が伺え知れます。
その上、職歴が全く無くても採用される例も多く、ニートから社会へ出るには理想的な仕事とも言えるでしょう。
また、職場である学校は無数に存在し、都市や地方に限らず、必ず身近に職場があります。
用務員の募集の多くは地方自治体の職員採用サイトから確認出来るので、まずは近くの市町村等の募集確認から始めるとよいでしょう。