用務員の正規雇用の採用数は増加傾向にあるものの、非正規職員の数が大半です。
人件費抑制のため、今後も非正規職員が主体の状況は変わらないでしょう。
しかしながら、非正規職員と言えど公務員として採用された場合にはデメリットも少なくありません。
例えば、非正規のため給料が安いに関わらず、副業が禁止されているような点があります。
そのような事もあり、近年では公務員の用務員ではなく、派遣会社から派遣する用務員になる人も少なくありません。
そこで今回は、派遣型の用務員のメリットについてまとめてみたいと思います。
勤務条件は殆ど同じ、但し、、、
公務員(正規、非正規)として採用される用務員と、派遣会社から派遣派遣さらる民間の用務員との最大の違いは、職場で直接指示を受けるか受けないが最大の違いです。
派遣型の用務員の場合、定められた作業(事前の契約の範囲)のみ行う事になります。
なので、公務員の用務員と違い、様々な雑用を頼まれる事はありません。
あるとすれば、契約違反になります。
この派遣に関する契約の関係性を理解しない学校の管理職が、派遣用務員に直接指示をした事で、直接雇用に変更させる裁判が過去にあり、現在では厳格に運用されるようになっています。
中には未だに理解が乏しい所もありますが、徐々に改善はされています。
校内行事に関わらないと用務員の仕事は楽
学校用務員は校内での催し物や授業に関する補助など様々な仕事もありますが、派遣用務員のように仕事の中身が定められているため、普通の学校用務員と違い、より自身のペースで仕事がやり易くなります。
つまり、学校行事に振り回される事が基本的にありません。
人付き合いが苦手なら、むしろ派遣用務員の方が職場内の宴会の出席する必要もなく、快適な位です。
まして一人勤務の派遣型の学校用務員なら、定期的に派遣会社のコーディネーターからの連絡以外、誰にも管理されません。
そうした事から、派遣型の用務員を望む人も増加傾向です。
派遣型の用務員になるには?
現在の所、派遣型の用務員はまだまだ少数派で、ビル管理系の派遣会社が主に参入しています。
今後、更なる規制緩和によって、多くの派遣用務員が必要になる可能性もあるため、事前に派遣会社に登録する事が派遣用務員にる一番の近道と言えます。
しかし、規制緩和が進んだ場合、どの派遣会社が主要な用務員派遣会社になるかはまだ未知数なので、可能な限り、多くの派遣会社に登録する事が望ましいでしょう。
現在の所、直接雇用の非正規用務員より、派遣会社の給料の方が高い所もあり、、現職用務員の方で待遇に不満がある場合にも在職中から派遣会社に登録しておくと、より良い選択肢を増やせる事は確かです。
また、派遣会社の良い点は研修が充実しており、キャリア形成については非正規の公務員(用務員)よりも確かです。