用務員からステップアップ出来る資格


このブログでも度々資格についての話も出ますが、今回は用務員の実務経験によって、受験資格が得られる資格があるので紹介したいと思います。


建築物環境衛生管理技術者

通称、ビル管理士と言う資格があります。

国家資格であり、厚生労働相が発行する大臣免許です。

この資格は、一定規模以上の建物に有資格者として選任されるための資格です。

職務としては、建築物の環境管理の責任者として、主にマネージメント的な仕事を行います。

多くのビル管理会社では、管理職になるための必須資格として、またはそれに準ずる待遇のようです。





受験資格は実務経験2年以上

残念ながら、この資格は誰でも受験できません。

受験資格として、定められた実務経験が2年必要となり、勤務先から実務経験証明書を書いてもらわないと、願書を出しても受理されません。

そのため、この資格を取得する場合には、ビル管理会社などに就職してから取るのが一般的です。



用務員のビル管理士受験に必要な実務経験として認められている

あまり知られていませんが、実は用務員の実務経験で、ビル管理士の受験資格が得られます。

用務員の仕事内容は、ビル管理士の職務内容に近く、受験資格として認められているからです。

用務員の仕事は、校内の様々なトラブルに対処するものですが、ビル管理士も建物内の環境に関するトラブルを管理する仕事です。

つまり、ビル管理会社では、学校の用務員の仕事は管理職クラスの仕事なのです。

一方で、学校では似たような仕事でも、そのような待遇はありません。

仕事を頑張って用務員の方には、是非ともビル管理士の資格を取得してもらいたいものです。

なにしろ、大臣免許ですので、社会的にも誇れます。

近年、用務員の採用の多くは会計年度職員などの非正規雇用なので、いずれ転職の必要があります。

その時に大きく役立つ資格として、用務員の実務経験を活かしてみてみてはいかがでしょうか。


終わりに

用務員の仕事と言うと、雑用や教師の下働きのイメージです。

しかし、その仕事内容が実は民家会社では管理職クラスだったりします。

このようなギャップがあるのも、用務員の仕事が正しく認知されていない証拠でもあります。

大切なのは、どこに行っても能力を発揮することです。

その証明の一つとして、頑張ってる用務員の方には、一押しで取得して欲しい資格です。



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