まず最初に断っておきますが、このブログでも用務員の給料のことについては何度か記載はしています。
漠然と用務員の給料とは言っても、実は大幅に違うものです。
なぜかと言えば、用務員の仕事に対しての給料ではなく、どの組織に雇われているかが最大の違いだからです。
よって、同じ用務員と言えど、収入は数倍違うことは普通です。
また、雇われる組織、そして地域によっても違います。
私立学校の場合、求人サイトで見ればわかりますので、ここでは省略します。
そこで今回は、公立学校の用務員の話を基準にします。
臨時用務員
臨時用務員の給料は時給制です。
一般的に時給750円から900円程度です。
まともに出勤しても月に15万円位です。
雇用期間も1ヶ月から半年以内が普通で、たまに半年を超えて雇われることもありますが、一旦クビにしてから再契約します。
その理由は単純で、ボーナスをやらないためです。
フルタイムで働いて年収で200万円もいかない、俗に言う「官制ワーキングプア」のポジションです。
嘱託用務員
給料は臨時用務員と違い月給制の場合、または日給月給になります。
月給にして20万円程度、ボーナスも出るようになります。
年収では、300万円以下です。
正規職員の用務員
正規職員の用務員は公務員の給料表が適用されます。
これは所属する自治体で違います。
細かい月給は採用時の経験年数で違うので、この収入と言えるものはありませんが、基本的に嘱託用務員より少ないことはありません。
その後、勤務年数で昇給しますが、最終的に年収で600万円から700万円程度になります。
最後に
用務員の仕事内容は同じであっても、雇われ方の違いで待遇が変化するのがこの仕事の一番の特徴です。
長期間の勤務を希望するなら、正規職員にならないと厳しい職場であるとも言えます。