その中でも寒冷地に勤務する用務員の場合、学校にボイラーが設置されているものです。
近年は資格が不要なボイラーが増えてはいますが、比較的に古い校舎の場合には、免許が必要となるボイラーが設置されていることもまだ多いようです。
その場合、用務員の求人募集要項には、ボイラー技士の資格保有者となっており、有資格者でないと用務員になれない場合もあります。
そこで今回は、用務員への就職するための資格の一つとして、ボイラー技士の資格にスポットを当てたいと思います。
学校で必要なボイラー技士の資格とは?
ボイラーを運転する場合、その規模によった資格が必要とされます。
免許を必要とする規模のボイラーを使用する学校は、主に寒冷地です。
そのような学校で使用されるボイラーは、暖房以外に給食室で使用するものも含まれています。
そのため、ボイラー技師を必要とする用務員の求人募集では、二級ボイラー技士以上の取得者が条件となっていることが多いようです。
ボイラー技士の取得方法
全くの初心者の場合、まずは二級ボイラー技士から取得することになります。
私が取得した頃は、ボイラー実技講習(3日間)を受けなければ受験そのものができませんでしたが、現在では誰でも受験できるようになっています。
(2012年より受験資格ではなく、免許交付条件へ変更)
しかし、誰でも受験はできるものの、免許を交付する場合(実際に免許証をもらう)には、ボイラー実技講習を受講しないといけないことに、変わりありません。
ただ昔と違い、合格確定後に講習を受けるので、講習だけ受けて試験に合格できないことはなくなりましたから、その点は少しマシになったかもしれません。
ちなみに試験の難易度は、過去問題集を繰り返せば合格するレベルです。
参考
安全衛生技術協会 受験資格(二級ボイラー技士)日本ボイラ協会 ボイラー実技講習