用務員に転職する場合、資格の有無を問われる学校もありますが、基本的には資格の有無は問われることは少ないものです。
ただ、学校と言う職場では、役立つ技術の方が重宝するのも確かです。
そこで今回は、どのような技術があると用務員の仕事で役立ちやすいのかについて説明したいと思います。
木工工作の技術
学校の中において、最も重宝する技術は木工です。
校内の簡易的な修理だけでなく、運動会や学芸会、授業に関するものの多くで木工に関する作業が多々ある物です。
基本は、「切る・削る」ですが、そのためにはまず大きさの測り方を知っとくとよいものです。
長さを測るにはコンベックス(メジャー)を使いますが、学校の天井は一般より高いので
脚立がないと教室の机やイスを足場にしても、天井付近は測りにくいです。
そんな時、コンベックスの使い方次第で、脚立がなくても測れます。
補足になりますが、なぜ学校の天井が高いかと言えば、昔の学校で石炭ストーブを使用していたからです。
建築基準法でもそのようになっており、文科省のホームページでも説明されています。
ただ、技術の変化により、改正されるようです。
木工の話に戻りますが、木工で必要なことは道具もさることながら、材料となる木を選ぶことが最初になります。
学校でよく使う木材とは、
- 合板
- 胴縁
- ツーバイ材
価格の面からも、上記のものが多いです。
また、木工以外にも下記のような技術があると校内では重宝するものです。
- 金属加工の技術
- 塗装の技術
- 作画の技術
- カッティングの技術
就職対策と言えば資格のイメージがありますが、このような実践的な技能がある方が、実際には採用されやすいものです。
何か一つでも得意なもの(得意になりそうなもの)をアピールできることは、採用面接では大切ですから、余裕がある時に自分にあっあ得意なものを探すとよいでしょう。