学校用務員の世界にも、徐々に派遣の波が近づいている。
しかし、働くものとして考えた場合、それが悪いとも良いとも言えない部分もある。
そこで今回は、直接雇用にしても、派遣だとしても、学校における職場での注意点について記す。
では、本題に入ろう。
仕事の基本は言われたことだけ行うこと
最初から賛否が分かれることではあるが、仕事については管理職から言われたことだけ行うべきである。特に学校と言う特殊な職場環境の場合、あまりにも独創的なことをやり過ぎると、後々収集がつかなくなる。
これは校長に対しても言える話だが、例えば、本来業務意外で、子供に良かれと思い小動物や魚を飼育したとしても、その動物達が天寿を全うする前に異動や離職になる場合が多い。
その場合、後任者がその仕事を受け持つが、それを受けるかどうかは本来業務でなはいので任意である。
結果、飼育放棄となり衰弱死など、学校ではよく聞く話だ。
仮に後任者が引き継いだとしても、ランニングコストは続く。
鳥インフルエンザの時、鶏を飼育していた学校の多くで、子供と鶏との接触に制限がかかり、結局は教育には何の役にも立たなかったこともあるのだ。
その原因は、言われたこと以外の仕事を作ったことが最大の原因である。
雇われ人だと言うことを忘れないこと
校長だろうが、用務員だろうが、単なる雇われ人に過ぎない。上層部の都合で、配置転換からクビまで、あなたの意志とは無関係に動く。
だからこそ、後任に仕事を引き継ぎやすくするのもまた仕事の一つである。
まず、そのことを理解しなければ、単に迷惑な人になる。
先のことを考え、仕事を作ることは否定しない。
だが、仕事の基本は、
- 誰にも引き継げる
- 自分が来た時より後任者の仕事を楽にする
ことを念頭に考え、余剰時間を作ること優先すべきだ。
そうしなければ、その仕事の進化はしない。
余裕なくして良い仕事はできない。
後は、あなたの健闘を祈る。