時は金なり?非正規用務員から人生を逆転する方法とは



近年、用務員の正規職員の募集は殆どなく、今後もその傾向は続く。

現在は、非正規化職員化、または外部委託になる現在はその最中である。

よって、今の学校には正規職員の用務員と、非正規、外部委託の三種類の用務員が存在するのだが、同じ仕事でありながら、三種類の待遇が存在、または混雑している。

その中で、一体どの様な格差があるのか、概略的な話にはなるが、紹介したい。

では、本題に入る。


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見えない身分


用務員の場合、正規職員なら区役所の行政職員と給料も手当も、特殊なものを除き、ほぼ同一である。

よって、ボーナスにしても、ニュースで報道されるものと、ほぼ同じである。

また、有給休暇から忌引きなどの特別休暇もあり、年次休暇は最大で40日になる。

用務員の場合、夏休み期間中は休みやすいので、夏季休暇と有給休暇を組み合わせると、その気になれば、夏休み期間全て、休めない事もない。

ただ、現実的には二週間程度の休みにする人は多く、冬休みや春休み期間中も同様に休む事もある。

もちろん、休んでも給料は出るし、平均年収が600万円以上の用務員は多く、時給換算すれば、それは3000円を超えるのだ。

逆に非正規や委託業者の職員の場合、最悪な場合、夏休み中は雇用が切られる場合がある。

また、休暇制度についても正規とは比べものにならない程に良くない。

このような事例は臨時の教員も同じで、そのような彼ら彼女らは、夏休み期間中はコンビニでバイトしてたりするのだ。

同じ職場で同じ仕事であっても、そのような格差があるのが、今の学校職場や役所の末端の現実なのだ。

その違いは、単に採用枠の違いに過ぎない。



減り続ける正規採用


日本の地方自治体の住人と公務員の対比としては、長らく100:1程度の数が多かった。

しかし、今では効率化や予算削減によって、それも80:1から60:1程度になりつつある。

早い話が、納税額(納税者)が減り、予算が減り続く道は既定路線なので、今更公務員の数は増やせないのだ。

そうでなくとも、年金や医療支出が増えている。

だが、多くの若者のために、年金を減らしてでも公務員の採用数を増やせと言う者は少数であるから、益々正規職員の採用数は抑制され、今後は多くの公的事業は非正規と外部委託は進む。

そのため、正規職員の仕事は、年々委託業者の管理や、非正規職員の管理といったものが徐々に増えており、用務員もまた、例外ではない。



非正規や委託の先にあるもの


非正規や委託業者に業務をシフト後、管理をしてい正規職員もいずれ不要になる。

今の段階では法律的に難しと言われるが、業務が一度パッケージ化されると、更に委託は容易になる。

例えば、コンビニのフランチャイズを見るとわかるが、昔ならコンビニATMなど常識外な話であったが、今では当たり前の話である。

全てとは言わないが、技術の進歩や法律が変われば、常識すら変わるのだ。

だから、常識とは一過性のものでしかないとも言える。

これについて、どう捉えるかは各人別れるとは思うが、事実を見る限り、それは現実と化する可能性は消える事はない。



終末につける薬はない


よって、非正規が増えた職場は昔のように正規職員が増えたりはしない。

むしろ、パッケージ化され、衰退の途中である。

用務員もその最中である。

組織の終焉とは業種に限らず、どこも似た状況になる。

例えば、それまでなら問題にならなかった事が問題になり、またその問題を克服すべく、幹部からの提案はどれも的外れになる。

末期になると、同僚内でも密告など相次ぎ、やがて組織は崩れる。

その後はブラック企業よろしく、退職者が増加、そのため日常的にハローワークの常連になる。

試しに、公務、採用、などで検索するとわかるが、相当数の公的機関は求人を出している。

理由は待遇が悪いのて、雇ってもすぐに辞めてしまうのだ。

このような状況になると、職員の疲弊が始まり、正規職員の本来のメリットすらなくなってくる。

サービス残業もその一つだが、このような事は徐々に常態化するものなので、気がついた時にはもう遅い。

だが、その中であっても、まだまだ用務員という仕事に就くメリットは今もある。



利用すべきものは使い切る


このブログの長らくでも、度々言ってきたが、お金よりも時間の方が資産価値としては大きい。

その時間を得られるのが、用務員と言う仕事である。

用務員と言う仕事の特性上、今も待機時間は多い。

そのため、自分のために時間と言う資産が使えるのだ。

このブログの主目的は、用務員の仕事についてのものなので、この回で多くの説明はしない。

だが、お金を作る(稼ぐ)能力をつけることが、今後の就職にしても起業にしても、とても大切な事になる。

簡単に言えば、お金の仕組みや、儲けの仕組みを知る事だが、それなりの時間は必要になる。

仮に嘱託用務員で3年働ければ、そこそこ学ぶ時間は作れるものだ。

そのために、臨時や嘱託の用務員になって最小限の収入を得ながら、学ぶ時間を得ると言う一粒で二度おいしい手段が身近にある。

それを利用しない手はない。

大切なのは、まずは組織に雇われずに生きる事が可能な技術を習得することである。

そのようになれば、実は就職先も見つけやすくなる。

経営者が学ぶような事柄を学ぶ事が、生きる上でもっとも役立つ。

是非とも、用務員の時間を活用されたい。




編集後記

人の本音を言えば、収益を上げる能力を高めるために生きているようなものだ。

その証拠に、義務教育以外に、高い金を払って子供を塾に通わすのも、その一端である。

その一方、今までの教育で正社員になった者が失業した場合、次の一手を知る者は少ない。

そのような場合、どのような身の振り方をするか(知っているか)で、その後の人生は大きく変わるものである。


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