昔に比べ、学校用務員の仕事の幅は、広くなっている。
用務員の仕事と言えば、力仕事ばかりイメージしてしまうが、そればかりではない。
昨今は教員の仕事も忙しく、用務員にも教員の補助的な業務も増えている。
例えば、理科室や家庭科室で授業の手伝いや催し物の準備など、本来の教員の裏方仕事も年々増加している。
そのような実情があるため、細やかな仕事が出来ることも、学校では頼りになる場面も少ない。
いずれにせよ、「用務員=男性の仕事」の時代ではないのだ。
そこで今回は、女性の特性を最大限に生かすために、用務員採用面接でアピール効果のある資格について紹介したい。
もちろん、男性も当然ながら生かせるものである。
では、本題に入ろう。
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用務員の仕事には製作物が多い
学校と言う場所では日頃から製作物が多い。
用務員の仕事の場合、主なものとしては看板などの表示物である。
もちろん、今では基本的にパソコンで描画するのが殆どである。
カッティングシートを使ったものについても、カッティングプリンターで切り込むので、手先の器用さもさることながら、デザインセンスも無いよりあった方がよい。
用務員の仕事のは、そのような場面が多いのだが、パソコン系の資格もさることながら、実際に役立つ資格と言えば実は色彩検定である。
色のバランスやコントラストは、看板などの見易さに大きく影響するので、特に注意書きの看板には重要なものである。
同じ手間で作った看板だったとしても、視認効果が薄くなってしまうのでは困るものである。
資格取得云々は別にしても、色彩検定のテキストを一読すると、学校用務員の仕事にも幅が出せるには違わない。
用務員を目指すなら、是非とも勧める物の一つと言える。
色には雰囲気を一転させる効果がある
私が用務員になってすぐの頃、遊具のペンキ塗りにしても、それまでと塗られていた色を上塗りするだけで、あまり意識はしなかった。
ある年、予算の関係上ペンキを買えなくなり、止む得ず白と青のペンキしか買えなくなったしまった。
その2色で、どうにか誤魔化せないかと考えた末に、ギリシャ風のカラーに統一した。
しかし、これが予想外に評判が良かった事があったのだ。
それらの遊具は、元々は運動場の隅にあり、あまり人気はなかったのだか、それからは何故か子供が溜まるようになった。
その時は結果論であったが、その後はそれらを応用する事で、様々な場合で応用が出来る事を知り、多少ながらだが、私は色についても学ぶようになった。
色にはそれぞれの心地良さの特徴もある。
色を学べば、意図的に人を誘導する事も可能なのだ。
様々な場面で応用が利く
用務員の仕事にかぎらず、色は様々な仕事の場面で応用が利く。
品物の配置から工場の生産ライン、事務仕事まで、様々な場面で色選びは仕事の効率化につながる。
また、色の学習は色の判別がつきにくい人の為のユーザビリティ(見易さ)向上にもなる。
色の選びと言えば、一見感覚的にも感じるが、そのようなもの程、学ぶ事でより誰に対しても対応力を増すものでもある。
色彩検定は、それらを体系的に学ぶには、最も入門に適した良い教材である。
学校ではよく、バサー等もあるが、そのような場面でも色の応用の場面は尽きない。
仕事から趣味まで、色とは万能に使えるものであるのだ。
編集後記
今回、女性の用務員希望者向けの題材になったが、実際には女性より男性の方が、意識的に色彩についての学習はした方がよいだろう。女性の場合、普段から様々な色選びの機会が多いが、男性の場合には、そのような場面は格段に少ない。
逆に言えば、色彩学習については、女性の方がよりアドバンテージがあると言える。
いずれにせよ、メリハリがある色のある生活は、あなたをも豊かにする。
あなたが用務員になる時、その才能を存分に発揮する手段として、色彩検定が役立つことを祈りたい。