改めて言うまでもないが、学校では決まった年間行事があるものである。
そのような催し物についても、用務員が担当する仕事はある。
但し、自治体や学校の方針によっても違うので、必ずしも全て当てはまらない。
そのため、主だった内容について述べたい。
では、本題に入る。
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入学式
用務員に採用され、すぐに直面するのが入学式である。仕事どころか、職場にも慣れない時期であるので、この時が一番精神的には辛い時期である。
しかし、教員も入れ替わりの時期であるので、基本は前年度からいる職員が中心となり、入学式の準備は進められていく。
この辺は、準備方法は各自治体で違いがあるはずだが、基本はそんな感じである。
この時期は、とにかく何もわからないので、多少の事は気にしないに限る。
七夕
入学式が終われば、次に用務員が準備に関わる仕事は七夕である。春に運動会がある所もあるので、後で記載する記事を前後して欲しい。
七夕は基本的には、低学年を中心とする場合が多いが、地域によっては全学年で派手に行う場合もある。
その場合、職員と地域の協力で、笹どころか竹を伐採に行くこともある。
ただこれも、前年度に経験がある職員がいるので、言われる手順に従えばよいだけである。
校内のイベント事は担当教員が基本は仕切る。
そのため、自ら勝手に動く事は少ない。
補足になるが、昔の用務員は一つの学校に長く勤めていたので、逆に催しの仕切り役であったりした。
しかし、近年の嘱託用務員化(一年契約)が常態化してるので、そのような事も減りつつある。
運動会
用務員の仕事の中では重労働の部類になる。保護者の協力が得られる地域なら楽だが、そうでないと教職員のみで準備を行う。
テントの組み立てからライン引き、入退場門の設置など、考えつきそうなものは、殆ど行う。
重量物の扱いがおおく、これが原因で腰や肩を故障して、結果的に用務員を引退した者もいるから要注意である。
学芸会 文化祭
これも地域によって異なるが、用務員の仕事は基本的に大道具物である。
ステージでの設置や立て看板等、運動会程はないが、重量物の扱いが多いので注意は必要。
運動会と違うのは、比較的に高所作業が多いので、転落に注意は必要。
出来るだけ、手の空いた職員に脚立を持っててもらうのは必須である。
もし、非協力なら高所作業は避ける方が賢明である。
特に非正規職員で怪我をするのは、自分で自分の首を締めるのと同じである。
ステージでの設置や立て看板等、運動会程はないが、重量物の扱いが多いので注意は必要。
運動会と違うのは、比較的に高所作業が多いので、転落に注意は必要。
出来るだけ、手の空いた職員に脚立を持っててもらうのは必須である。
もし、非協力なら高所作業は避ける方が賢明である。
特に非正規職員で怪我をするのは、自分で自分の首を締めるのと同じである。
卒業式
この頃になると、校内の様子もようやく理解でき、経験がなくとも昨年の記録を見ながら作業は出来るだけようになるのだ。作業内容は、基本的に入学式と変わらない。
以上、大まかな一年のの催し物である。
近年、催し物設置の業者もおり、いずれ公立学校にも広がる可能性は高い。
編集後記
用務員の仕事とは、一年の流れを知る事から始まる。しかし、一年契約の用務員の場合、これで当人も終わりになる事もある。
結局、給食を食べに来ただけで終わる者も少なくない。
用務員の仕事の質が上がるのは、複数年の勤務をしてから徐々に上がるものだが、今後は非正規化の用務員になれば、今までと違う形の用務員になっていくだろう。