学校用務員(技能労務職)と一般の公務員(事務吏員)試験内容は違うことが多かった。
だが、過去の学校用務員の採用制度はなくなりつつある。
もし今後、学校用務員の採用が続くようなら、技能労務職ではなくなり、多くの自治体では一般採用と統合される可能性は高い。
その理由は国(総務省)からの指針がある。
早い話が、「技能労務職という形は無くしたい」と言っている。
そのため、現在の技能労務職の人員は、一般行政職(事務・技術)への任用替えが既に始まっているのだ。
そんな事情もあるので、今回は一般的な公務員試験についての記述になる。
いずれにせよ、今後は正規職員になる対策がよりピンポイントに絞れる。
考え方を変えれば、決して悪い話ではない。
さて、一部の例外を除き、人の能力には大差は無いと言われる。
だが、試験を受ければ合格する者と不合格者がいる。
一見、能力に差があるように見えるが、公務員の試験の実際は違う。
それは、日々の僅かな努力の積み重ねだけである。
もちろん、改めて書かなくても大半の人は、その事を理解しているだろう。
だが、行動が伴わないから、差が生まれる。
そこが合否を分けるの差の一つである。
次に大切なのは、要領である。
公務員試験に限らず、試験問題は問題は広範囲に及ぶものは多い。
その場合、殆ど出ない問題や、不必要な位に詳しく勉強してては、時間が足りなくなる。
だから、学習項目の取捨選択が必要になる。
確かに何事も詳しく知る(勉強する)事は良いことではあるが、
公務員試験合格には全く関係はない。
所詮、公務員試験とは、限られた時間内に数多くの正答を出すゲームに過ぎない。
その合格賞品が終身雇用である。(それ以外の目的などないが・・・)
つまり、採用試験の合否の差とは、
要領の良い学習方法の継続学習に尽きる。
そのためには、まずは自らが採用されたいと思う組織をよく知ることである。
自治体の公務員になる基本的なプロセスは、
- 募集
- 1次試験(五択の筆記)
- 2次試験(適正検査・面接・身体検査等)
- 合否発表
が多いとは思う。
2と3(適正)の試験については、殆どの自治体では外注問題である。
※参考:日本人事試験研修センター・日本人事試験センターとは?
つまり、筆記試験など単なる選定である。
基本は学力を知りたい訳ではない。
だから、少なくとも自治体の試験のタイプや募集要項を調べ、それにあった問題集を探すことがまずは最初の一歩である。
ここを間違えると、いくら継続学習をしても効果は減ってしまう。
それと一般的にあまり知られてないが、政令市以上の規模になると、独自発行の手作り冊子みたいな様々な問題集があり、もちろん一般の人も買える。
県庁や市役所の売店とかにひっそりと売られているのだが、私も役所に入ってから初めて知った。
このような断片情報でも、知ると知らないでは違いがでる。
地味ではあるが、この繰り返しが合格につながる。
あなたの健闘を祈る。
独学で十分!
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