学校用務員の仕事内容

はじめに 


世の中に仕事は色々とあります。

しかし、その一方で、

学校の学校用務員の仕事内容

を知る人は殆どいません。



呼び名についても、管理作業員、主事、校務員、管理業務主任者など様々ですが、どれも学校の用務員の仕事を指す名称です。


元々が目立つ仕事でないため、求人の存在すら殆ど目にすることもありません。

その上、世間に出回る用務員に関する情報の大半が妄想なようなもの。


しかしその実態は、用務員の仕事のイメージをひっくり返すものが多く、茶汲みと掃除のお気楽職場とは程遠いのが実態です。

蓋を開けたらハードな仕事内容なことも多く、離職者も少なくありません。

そんなお気楽イメージが先行の用務員の仕事。

その実態について、説明をしたいと思います。


用務員はこれまで学校用務員は基本的に自治体の職員でしたが、令和に入り人材派遣会社から派遣される用務員も増加に伴い、職務内容自体が変更されつつあります。

また新型コロナウイルス感染拡大により教育環境も大きな変化があり、検温や清掃消毒作業の付加があります。

そうした社会変化がある中ですが、まずは現状の学校用務員の職務、そして職場ではどのような立ち位置なのか、基本的な解説をしていきます。






学校用務員の仕事とは?

学校用務員の仕事とは、簡単に言えば生徒や児童への校内の運営サポート業務です。

そのため、同じ自治体の中にある学校同士と言えども、学校の立地や運営方針により、その仕事内容には大きな違いが生じます。

元来、用務員の仕事としては、茶湯の準備や草刈り、清掃などのイメージです。

ですが必ずしも、それだけが用務員の業務ではなく、事務的な仕事も伴うこともあります。

例えば、配布物のコピーから文書作成など、事務職員や教員のような作業補助も求められることも少なくないので、WordやExcelの最低限の操作程度はできる事が望ましいです。


用務員の仕事を知る情報の集め方について

前述の事情のため、用務員の仕事内容を知るにも勤務先によって違います。

ですから、単純にネット情報の検索だけではまず不可能です。

例えば、寒冷地では凍結防止処理や除雪作業などの仕事もある一方、沖縄では凍結防止処理どころか除雪作業もありません。

よく、ヤフー知恵袋などの質問にあるような、


「用務員になりたいので、仕事内容を教えて下さい」

のような質問を見受けられますが、それらへの回答は事実上無理なのです。

もし、同じ質問するなら、

「東京都の用務員の仕事を教えてください」

と、必ず ”地方を限定して質問” するべきです。



用務員になるには

学校用務員の募集の大半は公立学校であり、地方自治体からの求人になります。

私立学校の場合、用務業務は人材派遣会社、またはビルメンテナンス会社への委託が多くなります。

ここでは一般的な公立学校の用務員になる方法としての説明になりますが、概ね以下の通りです。
  • 会計年度職員(主流)
  • 人材派遣会社、シルバー人材センター等からの派遣
  • 正規職員採用(全国的にも若干名の採用)

他にも違う採用パターンもあると思いますが、基本は期限付きの会計年度職員の採用方法が主体となっています。

会計年度職員

現在、学校用務員の採用方法の主体ですが、詳細の採用スケジュールは自治体により異なります。

希望する勤務地域の自治体のホームページで採用情報は掲載されるので、定期的にチェックしておくとよいでしょう。

採用試験の方法としては、作文(事前提出を含む)と面接の場合が最も多く、面接だけの場合もあります。

また、採用期間は基本的には年単位の更新制、更新回数の上限については各自治体によりますが、近年は人材確保が困難なため、上限回数を設けない方向へ進んでいます。

今後の状況は不透明ですが、方向性としては民間企業の地域限定社員に近い形です。

また、自治体によっては募集要項に資格(危険物・ボイラー・電気工事士)が必要な場合もありますので注意が必要です。

近年の採用試験については、筆記(作文)よりも人物選考を重視しているのが特長なので、高齢採用も多くあり、自治体によっては65歳から70歳位で働ける場合もあります。

給料は月給制でボーナスも支給されます。

有給・無給を含め、様々(忌引き・介護・産休・育児)な休暇制度もあり、待遇面については正規職員と変わらない休暇制度があるところも多いです。


設備管理会社・シルバー人材センターからの派遣

採用については派遣元への就職になり、求人広告やハローワークで募集されています。

原則的に校長や教員からの作業指示は偽装派遣と見なされるため、マニュアル化され仕様書に沿った業務を行います。

勤務先としては変則的な対応が少ない高校や大学などの場所が主体です。

基本的に校内の清掃及び樹木の管理、その他校務に関する業務はビルメンテナンス業に近いでしょう。


正規職員として用務員になる場合

公立学校の正規職員として用務員を目指す場合、まずは自治体(都道府県、市町村)の用務員の採用枠で採用される必要があります。

公務員試験(初級)程度の筆記試験に合格する必要がありますが、採用されれば通常の地方公務員なので、公務員の定年の年齢まで勤務できます。

詳しい募集要項は、各地域の市町村のホームページ等を確認するとよいでしょう。



仕事内容のまとめ(参考)

補足ながら用務員の勤務時間は日勤時間帯になります。

また学校によっては解錠や施錠といった業務も含まれる場合、早朝出勤など拘束時間が長くなることもあります。

そのような場合、給料が安い上に拘束時間が長いようなハズレ職場、募集要項では必ずチェックしておきたい点です。

最近こそ減りましたが、まだまだ学校職場とは勤務時間に対する概念が薄い所です。

職場によっては用務員とてサービス残業が当たり前的な風土の場合もありますが、実際に勤務すりまではわかりません。

逆に当たり現場だと、警備員常駐、清掃職員完備、用務員はたまに発生する簡易修繕だけで、あとは用務員室で待機、定時帰宅みたいなところも存在します。

正直、当たり現場以外なら、単に給料をもらうだけの用務員になるメリットは無いです。

もし、ハズレ現場に着任したら、すぐに退職した方がよいです。

その方が年度始めなので、不採用者がまだ無職状態のことが多く、すぐに穴埋め後任の心配をせずにやってきます。

裏を返せば誰でも出来る仕事だという事であり、
いくらそこで用務員として頑張り、そして粘っても、社会では何のキャリアとしても認められません。

もし、あなたが若者で、何らかのキャリアを求めているならば、用務員になる事はお勧め出来ません。

その一方で、中年、家族無し、ニート、独り者、ヒマなど、一般的にネガティブな状況と思考の人の方が用務員として、むしろ上手くやっていける可能性は大です。

ノルマが嫌いと言うよりも、働くが嫌でも務まる可能性も秘めた用務員と言う仕事。

ハズレの職場は即離職、当たりならラッキー、数年稼げりたらまあいいか、のような立ち位置の人の方が、用務員の仕事をパラダイスになることでしょう。


参考として旧型の、用務員の仕事(公式版まとめ)に、ある程度の全体像を記載してます。





種類別ー用務員の記事はコチラから