また、どのような資格が学校用務員の仕事就くために必要なのか、学校用務員の知人がいれば別ですが、基本的に知る術すらないでしょう。
何故なら、学校の教員すらその実態は知らないからです。
今回は、お茶沸かしや落ち葉掃除とは違う、実際の用務員の仕事内容と資格について紹介します。
地域によって用務員の仕事には違いがある
まず、最初に断っておきたいことですが、学校用務員の仕事は地域によって違いがある事です。その理由は単純で、学校が存在する地域ごとに環境が違うためです。
日本列島は南北でも環境が大きく違う上に、都市部から山間部、離島といった都市環境の違いも含まれます。
例えば、学校用務員の仕事の一つに冷暖房設備の管理もありますが、北海道と沖縄の学校では設備は全く違うものです。
そのような違いが、学校用務員の仕事内容の違い、そして資格の必要性にも大きく影響するのです。
仕事内容の二極化
近年の学校用務員の仕事の傾向として、大きく分けると事務職系か、ビルメンテナンス系に分かれる場合が多くなってます。その理由としては、老朽化した校舎と建て替えが進み、新しい校舎が混在し、メンテナンスの方法も大きく違います。
新しい校舎によっては、施設管理を外部業者へ委託してる場合もあります。
そのため学校によっては職種は用務員であっても、実際には事務処理や校務支援の仕事うをする用務員も存在します。
そのような学校に配置される可能性も増加しているので、パソコン関連の各種資格があると採用時にはアピールできたりします。
公共機関の多くで、マイクロソフト系OSが使われているため、マイクロソフトのMOS資格は特にお勧めです。
また、古い校舎の場合には老朽化によるトラブルが多く、そのような学校の用務員はメンテナンス系の仕事が殆どです。
この場合、仕事の中で一番重宝する資格としては、第2種電気工事士です。
学校ではコンセントやスイッチ類の破損が多く、交換することが多いからです。
これがあると活用する機会も高い上に、用務員の採用面接では群を抜くアピールができます。
電気工事士は比較的に取得しやすく、他の仕事でも応用が利くとても費用対効果の高い資格と言えます。
資格ではないが身を守るために
新旧校舎共通する用務員の作業には、多くの学校の現場では草刈り作業があります。草刈り作業は本人より周囲への事故が発生する場合も多く、我流の草刈り作業は危険でもあります。
そのため、草刈機を使用する場合には刈払い機の技能講習を受けておくと、面接の際にもアピールできます。
国家資格ではありませんが、自身の安全と採用対策にはかなり有用なものになる事は確かです。
刈り払い機技能講習:こちらを参照